フライ、ダディ、フライ


【ジャンル】

青春小説


【この本を勧めたい人】

・スカッとした爽快感を求めている人

・何か新しいことにチャレンジしたい人

・読みやすい小説を探している人

・最近運動不足で体が鈍ってきた人

・勧善懲悪ものが好きな人


僕が初めて手に取ったのは大学生の時。小説ってとても楽しいもので、時には人の生き方にも影響を与える力を持っていると教えてくれた大切な一冊。


当時大学生だった僕は、将来に向けて何かしないといけないと思いつつ、何をしたら良いかわからず、焦るような空回りするような気持ちで毎日を過ごしていた。

そんな中で出会ったこの本で、僕は半径数メートルの自分が心地よい居場所だけで生きており、自分から新しい世界に挑戦しようとしないことに初めて気が付いた。僕は登場人物の鈴木一と同じで自分が傷つくことを恐れて何も出来ない人間だった。


この本に影響を受けて、僕は漠然とやりたいと思っていた英語に触れるために2か月の語学留学に行った。今振り返ると、もっとホームステイ先でチャレンジ出来たのでは無いかと思うけど、少なくとも今までの半径数メートルの世界から初めて一歩を踏み出した瞬間だった。


物語に出てくる舜臣はとてもカッコよくて強い。そして弱さも持ち合わせている。高校生の師匠と47才の弟子という関係だからこそ、舜臣の弱さも表現できたのだと思う。これは舜臣と鈴木一、二人が成長する物語なのだ。


物語の最後、鈴木一と一緒に読者もきっと空を飛べると思う。空を飛びたいと思った人は是非読んでみて下さい。きっと後悔はしないと思います。

ちなみに、この小説はシリーズ物で他のシリーズもとてもおすすめです。別の機会に紹介したいと思います。

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