所得税の計算方法(会社員向け)

所得税とは・・・

「あなたが1年間に得た収入にかかる税金」

のことを言います。

会社員の場合、所得税は会社から天引きされています(源泉徴収)。

源泉徴収とは(会社がその年にかかる税金を国に代わって徴収すること。天引きされた額の帳尻を合わせることを「年末調整」といいます)毎年12月頃に会社から渡される「給与所得の源泉徴収票」を手元にご用意下さい。

これはとても大事なものなので保管しておきましょう。


所得税計算ステップ

From:支払い金額

源泉徴収票の支払金額の欄に記載されている数字が、「あなたが1年間に会社から支払われた金額」です。


Step1:給与所得控除

給与所得控除は、会社員にとっての「経費」を一律の計算式で控除してくれるものです。

(会社行くためにスーツを買うなど、働くにあたっての経費を課税対象から控除してくれる)

計算式は以下の通りです(30年度)。



例えば、支払金額「700万円」の場合は、「660万円超~1,000万円以下」に該当しますので、700万円×10%+120万円=190万円になります。(700万円の内、190万円は課税の対象外として控除されます)

つまり、700万円ー190万円=510万円が「給与所得控除後の金額」となります。

(給与所得控除後の金額は源泉徴収票に記載があります)

※尚、年によって計算式は変わることがありますので、最新の計算式は国税庁HPを参照ください。

https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/1410.htm


Step2:所得控除の計算

先ほどの給与所得控除後の金額から事情に応じて、更に課税を控除してくれます。控除は以下14項目があります。


よく耳にするのが、配偶者控除、扶養控除、医療費控除です。最近は寄付金控除も良く出てきます。

控除額の詳細は以下国税庁HPを参照ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/shoto320.htm


Step3:所得税の計算

「給与所得控除後の金額」から「所得控除額」を引いた金額が「課税所得金額」になります。課税所得金額から以下計算式を用いて「所得税」を算出します。

例えば課税所得金額が400万円の場合、400万円×20%-427,500円=372,500円があなたが払う所得税です。

また住宅ローンがある方は、上記372,500円からさらに控除することができます(住宅ローン控除:控除期間10年間、控除率1%)。

※https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm


Step4:復興特別所得税

東日本大震災からの復興を目的に先ほどの所得税に加えて追加の所得税が発生します。

計算式は以下の通りです。

所得税額 × 2.1%

例えば、372,500円があなたの所得税の場合、372,500円×0.021=7,823円→7,800円となります。

Step3の所得税とStep4の復興特別所得税を足したものがあなたが支払う所得税となります。(源泉徴収票の「源泉徴収額」)


以上が、所得税の計算方法になります。皆様もご自身の源泉徴収額を計算してみてください。

※注意

本内容は僕が自分で調べてみた参考情報ですので、詳細は税務署で確認お願い致します。


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