健康保険

毎月自動的に徴収されている「健康保険料」。保険ということはわかるが、実際何のために払っているのか、なぜこの金額が引かれているのか。僕は10年くらい良く分からないまま過ごしていた。

今回、きちんと調べてみることにしたい。


保険には、公的保険(社会保険)と私的保険(民間保険)があり、今回の健康保険は、強制的に入らなければならない公的な保険(社会保険)のことを指す。強制的なので、嫌でも入らなければならない。

社会保険には、医療・介護・年金の3つがあり、健康保険は「会社員が対象となる医療保険」のことを言う。


健康保険とは、一言でいうと、病気やケガをしたときお金をくれる(病院に払うお金の一部を代わりに払ってくれる)もの。具体的にどんな時にお金を払ってくれるのか。


◆健康保険の主な給付内容

①病院にかかる費用(入院・通院・薬代)

病院行ったときに、「保険証」を見せると医療費の一部を代わりに払ってくれる。僕たち会社員の負担は「3割」。(小学校入学前の子どもや70才以上の方は2割)


②高額療養費

1か月の医療費の自己負担が一定額を超えた場合、その超えた分を代わりに負担してくれるもの。いくらから該当するかというと「8万100円+(医療費-26万7000円)×1%」で計算される。

<計算式>

例えば、3割負担で33万円支払った場合、実際の医療費は100万円。

8万100円+(医療費100万円-26万7000円)×1%=8万7430円

30万円ー8万7430円=21万2570円が払い戻される額。

正直分かりづらいので、自己負担が月に8万円超えたら超えた分は戻ってきそうと覚えれば良さそう。


③出産育児一時金・家族出産育児一時金

子どもが生まれると42万円もらえる。


④出産手当金

出産の前後の最大98日間(出産前:42日、出産後56日)について、標準報酬日額の2/3がもらえる。


⑤傷病手当金

病気やケガで会社を休んだ場合、最大1年半の間、標準日額2/3がもらえる。


⑥埋葬料、家族埋葬料

本人、家族が死亡したとき、葬儀をした家族に5万円がもらえるもの。


◆保険料

この6つの手当に対して、いくら払うのか。健康保険は、会社と会社員が折半して支払うことになっている。なので、実は会社が僕たちの保険料を半分払ってくれているのである。

具体的な健康保険料率は、自分の会社が加入している「協会けんぽ」もしくは「組合健保」を確認してみてほしい。だいたい標準月額報酬の10%が保険料となる(それを折半)。


僕たちサラリーマンは、高い保険料を払っているのだから、健康保険を最大限活用すべきである。今回調べると、公的保険は手厚い保障だということがわかる。基本的に月8万円以上の負担は無いので、1年間入院しても100万円で足りるのである。


こういう知識が身につくと、具体的な額で必要な私的保険を考えることが出来る。例えば、貯金があって入院したら貯金から出せると思えば、私的保険に入らなくて良いのである。仮に入る選択をした場合でも、高額療養費で不足する分で必要な額だけ入る選択が可能になる。

勉強していくことで、病気・ケガの何となくの不安ときちんと向き合えて行ける。


今回の文章は「FPの教科書 3級」を参考に書きました。


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