世界経済の中で、日本はどのような立ち位置なのだろうか。何となく日々のニュースでは知っているが、今まできちんと調べたことが無かった。今回は、世界各国の経済成長率を調べていきたい。
世界経済は、2019年に3.5%、2020年に3.6%の成長が見込まれている。今後も右肩上がりで成長が続くことが見込まれている。
但し、本資料は2018年10月時点での予測であり、昨今の米中貿易戦争の影響により多少下振れする可能性もある。
これが2008年から2023年までのグラフである。
2009年2015年はマイナスとなっているが、それ以外は右肩上がりの見込み。中国の成長が著しい。中国が世界の経済成長をけん引していることがわかる。
それ以外に全体を押し上げるのは、その他で記載している新興国である。
また見逃せないのが、アメリカである。中国ほどではないが、着実に成長が見込まれている。
この円グラフが、2018年の国別シェアである。アメリカは全体の1/4を占めている。
世界人口が76億人で、アメリカは3億人程度。人口比率で言うと4%に過ぎないアメリカが世界の富の1/4を占めているのである。
2位は中国。中国が2位になったのが2011年。それからわずか7年で日本の規模の倍以上に成長している。中国の経済力は日本の2倍以上で、その差は今後さらに広がっていくのである。
では我が国日本はどうか。2018年で世界シェアの6%を占める世界第三位の経済大国である。しかしながら、中国その他新興国の成長により相対的にシェアは落ちてきている。
ニュースで日本企業が中国企業に買収された話が出てくるが、これだけ経済力に差があると買収されるのも当然と思えてくる。
今回学んだことを踏まえると、自分の大事なお金をどこに投資すればリターンが多いかが自然と見えてくる。
GDP成長率の観点では「中国・アメリカ・その他新興国」が投資先として有望。
アメリカは新興国に比べると率は劣るかもしれないが、規模が大きいので絶対額でいうとアメリカの方も負けず劣らずの成長と言える。
残念ながら日本は、世界という大きな市場で見た時、今後成長していく見込みが無く、効率的な投資先とはいえなさそうだ。
今回の資料は全てIMFのHPから入手した情報で作成しております。
International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2018
https://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2018/02/weodata/index.aspx
https://www.imf.org/external/oap/pdf/weodata.pdf
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