あるブログを読んでいたら、「アセットアロケーション無しに投資信託してはいけない」と書いてあった。
「何それ?」という感じだったが、大事なお金に関わることなので、一応調べてみることにした。
◆アセットアロケーションとは
アセット :資産
アロケーション:配分、割り当て
のことで、自分の資産をどのような割合で配分していくかを決めることを言う。
そういうと、「ポートフォリオ」とは何が違うのかと思うが、
ポートフォリオ :「個別銘柄」の組み合わせ比率
アセットアロケーション:「資産」の組み合わせ比率
ポートフォリオは、HDVに10%、VYMに10%というが、アセットアロケーションの場合は、国内株に10%、海外株に10%のように資産別の比率を言う。
では、アセットアロケーションとは何のためにするのだろうか。一言でいうと、自分の資産のリスクとリターンを見える化するものと言える。具体的に僕のアセットアロケーションを見てみよう。
◆僕のアセットアロケーション
僕は3000万円の現金の内、2000万円を7年間かけて投資していく計画だが、この図は7年後の状況である。資産の60%をHDVやeMAXIS SlimS&P500の「海外株式」へ投資予定。一部株式で残りを現金で保有する予定。
※リスクとリターンは 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の数値を使用し算出。
この表は、実際のリターンとリスクを表したものである。アセットアロケーションでは見込まれるリターンとリスク(標準偏差)を数値化している。
標準偏差については詳しい説明をしているサイトがあるので、そちらを参考にしてほしい。僕もいくつかサイトを見てなんとなくわかるようになった(気がする)。
◆僕が参考にしたサイト(URL)
https://www.sekkachi.com/entry/Heikin_HyoujunHensa_Flow
https://atarimae.biz/archives/5379
https://allabout.co.jp/gm/gc/438923/
この表でわかることは以下の通り。
◆海外株式
<68%の確率で>
・2000万円の資産が1,454万円になる。(リスク)
・2000万円の資産が2,628万円になる。(リターン)
<95%の確率で>
・2000万円の資産が 990万円になる。(リスク)
・2000万円の資産が3,174万円になる。(リターン)
おおよそ2割~3割程度一時的に増減する可能性があり、リーマンショックのように大きな変動があると資産は一時的に半分以下になることが分かる。
ここで考えなければならないのが、最悪のケース(2000万円が990万円)になった時、耐えられるかである。
このときの耐えられるかは、「その時に現金が不足し、損を抱えた株を換金しないですむか」「精神的に暴落した状態に耐えられるか」の2つを意味する。
基本的には、アメリカの株式は上げ下げを繰り返しながら長期的には伸びていく可能性が高いという考えになっているので、我慢すればそのうち上がるはずである。
暴落したタイミングで現金が不足すると損切りしなければならないので、失敗。また精神的に耐えられず(どこまで下がるか不安)の場合も冷静な判断が出来ず換金等してしまうので失敗。特に暴落時への耐性は自分が思った以上に弱いものとみた方が良いらしい。
そういう観点で、僕は2000万円が990万円になったとき耐えられるだろうかと考えてみる。全財産が2000万円だったら、耐えられないと思うが、2000万円とは別に1000万円を現金でもっているので、耐えられると判断した。
ただ暴落を経験したときの精神的なダメージは大きいと聞くので、その時はこの記事を読み返して冷静さを取り戻したい。
(安くなった分安価に積み増しができるくらいの気持ちでいたい)
◆まとめ
・アセットアロケーションとは自分の資産のリスクとリターンを見える化するもの
・最大のリスクに自分が耐えられるかを自分に問う。
・耐えるとは「現金」と「精神的」の二つの意味を指す。
他の人のブログを見ると、僕みたいな一本やりの配分では無く、バランスが良い配分であることが多かった。僕はまだ債権・REITなどを勉強していないので、今後勉強した結果で現金で保有予定の部分を変えていくかもしれない。
0コメント