長期投資をするなら日本市場よりアメリカ市場の方が優れていると色々なブログで言われている。今回はそれが本当かどうかを自分なりに検証してみたい。
◆ラウンド1:配当
1.日本(TOPIX)
日本のETFでTOPIXをベンチマークしている「MAXIS トピックス上場投信」を見てみたい。
※https://maxis.mukam.jp/etf_fund/181348.html
※MAXISのHPのデータを筆者がグラフ化。配当率は、分配金(税引前)/基準価額(円)を年利にして計算。
2010年からのデータだが、1.0%~2.5%/年の配当となっている。
2.アメリカ(S&P500)
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)を参照。残念ながら過去の基準価格が分からなかったので、直近の配当のみとなるが「1.89%/年」の配当となっている。
ここからみるとそこまで大きい配当の差は無さそう。むしろ海外ETFの場合を考えると為替リスクを回避できるので、日本も選択肢に入るのではと思えてくる。
ここまで日本優勢。あれ?僕の投資先は間違えている?
◆ラウンド2:トータルリターン
1.日本(TOPIX)
※https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/
※日本取引所グループのHPにある指数値の推移をベースに筆者がグラフ化
バブルが一目でわかるグラフ。その後は800~2000の間をいったり来たりしている。要は日本はバブル崩壊から成長していない。失われた20年と言われる所以である。ではライバルのアメリカはどうだろうか。
2.アメリカ(S&P500)
※https://www.macrotrends.net/2324/sp-500-historical-chart-data
※上記HPのチャート図を転載
S&P500は大きい上げ下げを繰り返してはいるが大きい動きとしては右肩上がりのチャートを形成している。直近では2008年のリーマンショックも乗り越えている。
つまり、同じお金を出した場合、アメリカに投資する方が成長する可能性が高い。もちろんこれは今までの実績であって今後どうなるかは誰にもわからないが。
◆ラウンド3:今後の見込み
これは以前の記事で書いたが、今後のGDPの成長見込み・人口推移をみるとアメリカの成長が期待できる。
◆まとめ
配当という観点ではそこまで変わらない日本とアメリカであったが、今までの実績と今後の成長の可能性を考えた時、やっぱりアメリカの方が優れているという結論に至った。
日本の株は暴落すると価値が一時的に半分になるにも関わらず見込めるリターンが2%程度、かつ株価自体の成長が期待できない。ハイリスクローリターンのように感じた。
アメリカも株の暴落はあるが、長期的な観点で投資したお金自体が大きくなることが期待できる。つまり、
America is No.1!
アメリカへの投資という方針は変えなくて良さそうです。
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