前回債券投資とはどういったものかについて勉強した。今回は代表的な債券について分析をしてみたい。
<参考:前回の記事>
◆候補1:日本国債
①信頼性リスク
・国が発行している債券なので、一企業が発行した債券と比較すると買い付け先が破綻するリスクは少ないと言われている。(国債HPに国が発行だから安心と記載がある)
S&Pでの「自国通貨建て長期格付け」では、2019/4月現在「A+」と上から3番目の水準となっている。
国の借金が1000兆円を超える途方もない額になっており、リスクがあるという考えもあるかもしれないが、国がダメになったら、その国にいる企業も甚大な影響を受けると思う。
よって一企業が倒産する可能性と比べると日本国の方がよっぽど安全と考える。
②利回り
一番気になるのが利回り。今回は「個人向け国債「固定5年」第 097 回債」で試算してみた。
投資額:100万円
配当額:2500円(税引き前)
配当率:0.25%(税引き前)
※https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/simu/
※財務省個人向け国債お試しシミュレーションで計算
低すぎ・・・
今はマイナス金利と呼ばれる状況。お金を国債に投資してもメリットが全くないことが分かった。ただそれでも銀行に預けるよりはメリットがある。
◆候補2:個別社債(日本)
①信頼性リスク
社債を発行する個別の企業が債務不履行しないかを個別に見極める必要がある。が国債と比べるとリスクは高い。
②利回り
企業毎に利回りは異なる。ちなみに最近募集があったソフトバンクグループ第55回無担保社債(6年間)の場合は、「1.64%」という比較的利回りが良い社債であった。
③流動性リスク
投資した社債を満期になる前に売却したい場合、購入してくれる人がいない場合は現金化がすぐにできない場合がある。
④購入のしやすさ
また、社債はいつでも購入できるわけでは無く、会社が社債を募集したときに限られ、人気がある場合は、購入できない可能性もある。
(日本国債は年12回販売しており、社債と比較すると購入したいときに購入ができる)
◆まとめ
日本国債はお金の拘束期間の割にリターンが低すぎる。
個別社債は買いたい時に自分の方針に適した銘柄が無い場合がある。
次回は、債券投資信託(日本)、債券ETF(日本)について調べてみたい。
0コメント