前回まで債券投資について勉強してきたが、日本国債や日本の個別社債は、投資先として自分好みではなかった。今回は債券の投資信託、債券ETF(日本)について勉強していきたい。
<参考:以前の記事>
◆債券投資信託
代表的な債券投資信託として、三井住友DS-三井住友・日本債券インデックスファンドを分析してみたい。
<ベンチマーク>
わが国(日本)の公社債に投資し、NOMURA-BPI(総合)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行います。
<具体的投資先>
日本国債へ投資していることが分かる。利率が0.1%~1.2%となっているが、個人向け国債とは利率が異なっているようだ。
<手数料>
買い付け手数料:なし(ノーロード)
信託報酬:年0.1728% ※
投資信託としては比較的良心的な信託報酬設定となっている。
<トータルリターン>
約20年で1.5倍に上昇している。特筆すべきはリーマンショックでほとんど価格が変動していないこと。鉄壁の運用。しかし気になることが2点。
①信託手数料・税金を考慮するとほとんど増えないのではないか。
直近5年のトータルリターンは1.82%。これに信託手数料と税金を引くと・・・
1.82%-0.1728%=1.65% 1.65%×0.8(20%税金)=1.32%
※ちなみに最近販売されたeMAXIS Slim 国内債券インデックスは0.1296%
1.32%は資産を増やす意味では物足りないが、現金で預けておくよりはよっぽど良い。
②今後も右肩上がりなのだろうか。
リスク(標準偏差)=1.67%となっている。株式の場合25%前後’(GPIF情報)であるので、変動幅は15分の1に抑えられている。一方、購入先のメインが国債となっており、現在の超低金利の時代で同じ成長が続くのかが良く分からない。
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