金持ち父さん貧乏父さんという本の続編を読んだので、その感想。金持ち父さん貧乏父さんについては、以前の記事にまとめているので参照してほしい。
本作では、ビジネスオーナーや投資家になるための考え方・行動の仕方について書かれている。
◆感情・精神について
お金を稼ぎたいと考える僕たちはともすれば、お金稼ぐ方法を知りたがるが、この本では自分自身の感情・精神を金持ち父さんのようにコントロールすることが大事と説明している。
宝くじに当たった人が数年で身を亡ぼすように、株式投資のやり方を学んでも感情・精神をコントロールできなければ金持ち父さんにはなれない。大事なのはすることではなく「なる」ことなのである。
◆お金恐怖症
「お金は感情的なもの」であり、たいていの人はお金のことになると論理的に考えられなくなる。お金をリスクにさらすことを極端に嫌ったり、論理的な判断をせずに無駄遣いしてしまう。
「~という気がする(feel)」という言葉。「自分は投資に向いていない気がする」など、何気なく言ってしまうお金に対する言葉は、まさに感情的なもので、注意してコントロールしていかなければならない。
◆事実と意見の違い
たいていの人はお金に関して何かを決めるとき、事実では無く意見をもとに判断するから問題となる。大事なのはそれが「事実」か「意見」かを見極め、事実をもとに自分で判断すること。
「投資は儲かる」
「投資は危険だ」
「債権は株より安全だ」
などは全て誰かの意見なのである。
◆金は資産?
「金は資産か?」との金持ち父さんの問いに、ロバートキヨサキは「資産です」と答えた。僕も当然「金は資産」と思っていた。しかし、金持ち父さんの答えは、
「買ったときより高く売れれば、金は資産。そうでなければ負債。」
考え方が僕とは根本から違っているのである。こういう考え方を続けていると金持ちマインドになれるんだろうなと思った。それに続けて金持ち父さんはこう述べた。
「金を資産にするか負債にするかはきみ自身にかかっている」
◆貯金をせずに貯金をする
「借金とリスクを背負うときは必ず支払を受けるようにする」
要は、借金したお金は他の誰かに払わせる仕組みを考えろといっているのだ。そんなことできたら苦労しないと思うが、それを考えないで負債を抱えると一生金持ち父さんにはなれない。安く買って、それを高く売る。負債を抱えない仕組みを考える。
僕はロバートキヨサキのようにホームレスになってまで自由になりたいとは思わない。しかし、飼い犬をベビーカーに乗せて散歩する人のように、今までの僕はお金を極端に大事に思いすぎてお金を働かせることが出来ない人間であることに気が付いた。
僕の大好きな言葉の「自由」を得るためにも、お金のことを勉強し、感情をコントロールできる人間になりたいと思った。
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