昔の話だが、会社の1日研修で「エンパワーリング」について学んだので、それについて書いていきたい。
組織の活性化というテーマの研修で、内容が「上村光典」氏のエンパワーリングというものだった。
◆人には「エンパワー」な人と「ディスパワー」な人がおり、その人達はその行動に無意識である。
エンパワーな人 :人や組織に活力を与える人
ディスパワーな人:人や組織の活力を奪う人
僕が30年ちょっとの人生を生きてきて、振り返ると確かにエンパワーな人もいればディスパワーな人もいた。特に職場では「なんだかなぁ」と思うディスパワーな人が結構いる気がする。普段はそういう人には近づかないのだが、仕事だとそうもいかない。
また僕自身エンパワーな人間かと言われると最近守りに入って人に活力を与えていないディスパワーな人間になっているかもしれない。
ディスパワーな人も「自分自身で周りの活力を奪おう!」とは思っておらず、その行動はその人の習慣・クセから出てくるもので「無意識」なのである。(普段気づいていない)
僕たちは普段から努力してこの「無意識」の部分に気が付くよう「自問自答」していく必要がある。
◆自己責任力
エンパワーリングとは「自らの本気力」で人と組織の本気力を高めることと定義されている。本気力というとなんだか自己啓発っぽくて身構えてしまうのだが、自己本気力の中の「自己責任力」という項目がとても参考になった。
人ある事象(例えば会議で人が寝ていた)に対する思考パターンは2通り存在する。
エンパワーな人 :「自分にも原因が無いか」「自分が何をすべきか」=自己責任型
ディスパワーな人:「自分以外の誰かが悪い」「他人が何をすべきか」=他責型
振り返ると、僕も他責のこともあるなぁと、思い当たる節があった。他人を変えるより自分を変える方が早い。そして注意事項として説明されたのが、自己責任を「自責」と混同しないということ。
自己責任は起きた事象に対して「何ができるか」というポジティブなものだが、自責は「自分を責める」こと。大事なのは自分も相手も責めないこと。そして自分に何ができるか考え行動するということ。
◆時間の経過や有限性を自覚する
定年退職したときに「自分はやりきった」「悔いのない会社生活だった」と言えるだろうか。少しの違いが20年後、30年後には大きな差になってくる。
2018年ももう3ヶ月経過してしまった。今年はあと9ヶ月・・・あっという間。
昔の僕だったらとがっていたし、斜に構えていたところもあったので、こういう啓発系は避けてきた分野だった。そしておそらく何も得ることが無かっただろう。だが今は、子どもができて、投資という新しい分野の勉強をしているせいだろうか、いいなと思える部分も多かった。
特に人のせいにするのは、やっぱり格好悪い生き方なので、意識して修正していきたいと思った。
講師の上村さんの自分のマイナスの経験を踏まえて語る講義は聞いていて楽しかったので、機会があれば、また受講してみたい。
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