日本の製造業の海外移転は以前より進んでおり、多くの企業が東南アジアへ進出している。今回は、東南アジアの人口推移について調べてみたいと思う。
参考:他の国のデータ
◆マレーシアの人口
2019年のマレーシア人口は「0.32憶人」
2030年のマレーシア人口は「0.37億人」(+0.05億人)
2040年のマレーシア人口は「0.40億人」(+0.80憶人)
2050年のマレーシア人口は「0.42億人」(+0.10億人)
マレーシアは僕の想像をはるかに超えて、人口が少ないことを知った。人口は3000万人程度で日本の1/4程度。今後右肩上がりに人口は増加しているが、それでもピークは4400万人程。右肩上がりの人口増加と人口規模をどうみるのか。
◆タイの人口
2019年のタイ人口は「0.69憶人」
2030年のタイ人口は「0.70億人」(+0.01億人)
2040年のタイ人口は「0.68億人」(-0.01憶人)
2050年のタイ人口は「0.65億人」(-0.04億人)
1950年からの人口増加率は今までみた国で一番急速である。そして、今後2030年頃までは人口は横ばいで推移する見込み。つまり人口の観点では成熟した国と言える。
◆フィリピンの人口
2019年のフィリピン人口は「1.08憶人」
2030年のフィリピン人口は「1.25億人」(+0.17億人)
2040年のフィリピン人口は「1.39億人」(+0.31憶人)
2050年のフィリピン人口は「1.51億人」(+0.43億人)
2080年という遠い未来まで右肩上がりの人口増が見込まれている。似た動きをするのがアメリカである。人口も1億人以上の規模であり、人口という観点では有望な国であると思える。
◆インドネシアの人口
2019年のインドネシア人口は「2.70憶人」
2030年のインドネシア人口は「2.96億人」(+0.26億人)
2040年のインドネシア人口は「3.12億人」(+0.42憶人)
2050年のインドネシア人口は「3.22億人」(+0.52億人)
人口規模・今後の人口増の見込み、いずれも僕が知っている東南アジアのイメージそのものだ。フィリピン同様にアメリカと近いグラフになっている。
◆ベトナムの人口
2019年のベトナム人口は「0.97憶人」
2030年のベトナム人口は「1.06億人」(+0.09億人)
2040年のベトナム人口は「1.11億人」(+0.14憶人)
2050年のベトナム人口は「1.15億人」(+0.18億人)
ベトナムもインドネシア・フィリピン同様に右肩上がりが見込まれている。
僕のイメージだが、昔、日本企業が東南アジアに進出するときは「タイ」が相場であった。だが最近は手にする製品でマレーシア・ベトナム・インドネシア製が増えてきているように感じる。「人口」という見方に限れば、人口・経済が成熟してきたタイから、これからの成長が見込まれる他の国に企業が製造をシフトしていると言えるのではないか。
一方で、東南アジアの右肩上がりに負けず劣らずのアメリカの人口増加は目を見張るものがある。今後成長(人口増)していく国と同じようなペースで成長しているのだから。
0コメント